新日本プロレス24日の群馬大会で、マスター・ワト(27)が約9か月ぶりの復帰を果たした。
ワトは今年1月20日の名古屋大会で左膝前十字靱帯断裂の重症を負い、2月に再建手術を受けリハビリを続けてきた。14日両国大会で登場すると、IWGPジュニアヘビー級王者のDOUKIに対し挑戦表明。11月4日大阪大会での王座挑戦が決定した。
復帰戦となったこの日は海野翔太、邪道と組みDOUKI&SANADA&TAKAみちのくと6人タッグ戦で激突した。DOUKIにランニングバックエルボー、フェースクラッシャーを発射すると通天閣ジャーマンを狙うが、これを阻止されるとトぺ・レベルサで反撃を許すなど一進一退の攻防を展開。最後はTAKAからベンダバール(変型ネックロック)でギブアップを奪い、復活勝利を飾った。
IWGPジュニア王座取りへ絶好スタートを切ったワトは「ああ~楽しい。やっぱりリングで戦えるのって最高だね」と充実の表情。「この欠場期間中があったから今の自分があって、これからの俺がつくられていく。欠場期間中は自分の中ですごくいいものを見つけられた期間だったと思います。だからこそここでつかんだこのチャンス、しかもやりたかった大阪府立体育会館。こんな最高の舞台はないでしょう。しっかりベルトをこの腰に巻きたいと思います」と誓っていた。