元参院議員でジャーナリスト・有田芳生氏が、立憲民主党から立候補した衆院選(27日投開票)東京24区(八王子)で、元自民党政調会長・萩生田光一氏と大接戦を繰り広げている。
有田氏は派閥のパーティー収入不記載事件や世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と萩生田氏の関係を争点に選挙を戦っている。
一方の萩生田氏は同収入不記載事件で自民党からの公認が得られず、比例代表の復活当選が閉ざされた。しかし、高市早苗前経産相や日本維新の会前代表の松井一郎氏らの応援を受けて街頭演説を重ねながら支持を訴え続けている。
短期決戦となった今度の衆院選も残り3日。有田氏はこの日、JR八王子駅北口交番前で開いた街頭演説会で、前立憲・参院議員の蓮舫氏からの熱い応援を受けた。
演説では萩生田氏について触れ「私は怒りを込め、格差貧困が広がっている日本で、まず八王子で裏金政治家に退場してもらう」と力強く訴え、大きな拍手と声援を受けた。
後半戦は萩生田氏との一騎打ちムード。これに有田氏は「そうは言っても強敵です」とライバルの存在を認めて現状認識について話し始めた。
「選挙の序盤に読売新聞が『有田、萩生田が大接戦』と書いてくれた。朝日新聞は『萩生田、有田が伯仲』と書いた。(情勢調査は)先に名前がある方が勝っています。序盤戦は有田、萩生田、あとになると萩生田、有田です。読売、朝日の記者に『どのぐらいの差なのか』と聞いた。そうしたら(萩生田氏との差は)0・1ポイント、0・1ポイントなんですよ。だから私は負けるわけにはいかないんだ」
力を振り絞り支持を訴えた有田氏。これに蓮舫氏を始め大勢の支援者たちからは「頑張れ、応援する」と大きなエールを送っていた。