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【ソフトバンク】永井本部長「本当に日本ハムさんは…2位も」 ドラフト上位3連続カブりか

東スポWEB 2024年10月25日 5時5分

ソフトバンクは24日のドラフト会議で支配下6人、育成13人の計19人を指名した。注目の1位は村上泰斗投手(17=神戸弘陵)。1巡目の入札で他球団と2度指名が重複し、抽選を外した末に最速153キロ右腕の交渉権を獲得した。

永井編成育成本部長は、想定よりも大量指名となった今ドラフトを「リストを絞った中で6位まで取るほどのリストを持っていったわけじゃないが、流れの中で評価した選手が残っていた。たくさん良い選手が取れたのはよかった」と総括。他球団の動向次第で3人程度で支配下指名を終了する可能性もあっただけに、取れ高を強調した。

手応えの大きいドラフトだったが、陣頭指揮を執った永井本部長の口からは率直な感想も漏れた。「ずっと日本ハムさんと同じリストでやってたのかなってくらいカブッた」。今回のドラフトでは1位指名で宗山塁内野手(21=明大)、さらには宗山を外した後の柴田獅子投手(18=福大大濠)の入札で相次いで重複。地元福岡の二刀流・柴田は一騎打ちの末に交渉権を譲った。鷹にとって不運だったのは、この後。「本当に日本ハムさんは…2位も」(永井本部長)。新庄ファイターズが2位で指名したのは東海大相模・藤田琉生投手(17)。身長198センチで最速150キロを誇るU18日本代表左腕は、ソフトバンクも素材型として高く評価していたとみられ、永井本部長の嘆き節からは〝3連続かぶり〟をうかがわせた。

今季レギュラーシーズン12勝12敗1分けの完全な五分で、CSでも再戦した〝パ2強〟。長期的な常勝再建を目指す鷹と、悲願の覇権奪回に燃える新庄ハムは、未来を担う新戦力の獲得においても白熱のバトルを繰り広げていた。

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