TBS系特番「究極の男は誰だ!?最強スポーツ男子頂上決戦2024秋」が14日に放送された。若手たちに交じって、奮闘したのが番組のレジェンド、ケイン・コスギ(50)だ。年齢を感じさせない活躍、鍛え抜かれた肉体が注目されたが、実はヒザに負傷を抱えての出場だった。
スポーツ自慢が最強の称号をかけて対決を行うTBS名物特番には、2連覇中のTHE RAMPAGE・武知海青をはじめ7ORDER・長妻怜央、俳優の才川コージ、お笑いタレントのおばたのお兄さん、ラグビー選手の山田章仁らが参加し激闘を繰り広げた。
ケインを除くと多くが20代、最年長の山田でも39歳という中、ただ一人50代のケインは経験を生かし奮闘。結果こそ15人中13位タイだったが、ネット上は称賛の声であふれた。
若い体力自慢のタレント、アスリートに交じって遜色ない戦いを繰り広げただけでもすごい話なのだが、大きなハンディを抱えての戦いだったというのだから、驚くしかない。
制作関係者の話。
「実はケインさんは撮影時、右ヒザに水がたまってしまっていて、十分に運動できるような状態ではなかったんです。しかし、プロとして出演を飛ばすわけにはいかないと考えたのでしょう。万全には程遠い体で収録に臨んでいました。なるべく負担をかけないよう、リハーサルでの練習も最小限。本番は終始サポーターで補助しました。ギリギリの状態でした」
モンスターボックス(跳び箱)では、最低の高さの15段(2メートル26センチ)をクリアすると、3回連続パスを選択。19段(2メートル66センチ)に挑戦して失敗したが、ヒザの状態が悪い中で勝ち残るべく、跳躍の回数をできるだけ減らすことを目的とした作戦だったのだろう。壁を押し合うパワーウォールではヒザの負傷の影響か、足を滑らせ転倒し敗退した。
計4種目に挑み、敗れるたびに悔しさをにじませた。それでも自身のヒザに触れることは決してなかった。「本当に悔しいですね。申し訳ないです」と頭を下げると「また鍛え直してチャレンジしたいです」とリベンジを誓った。
大会は武知が史上初の3連覇を達成し幕を閉じた。ケインは最後まで負傷を言い訳にせず戦い抜き、レジェンドとして番組を盛り上げる〝後輩〟たちに大きな背中を見せた。