女子プロレス「マリーゴールド」のユナイテッド・ナショナル(UN)王者・青野未来(34)が、シングル2冠取りを表明した。
24日の後楽園大会ではV2戦で野崎渚(33)と対戦。序盤から胴締めスリーパー、おしゃれキックの餌食になり防戦一方の展開となった。それでも9分過ぎ、エプロン上でのスタイルズクラッシュを成功させ反撃開始。39ロック、人間風車でたたみかける。
挑戦者のノアールランサー(片足ドロップキック)を3発、顔面にくらっても3カウントは許さない。ハイキックからバズソーキック2連発を叩き込むと、タイガードライバーを発射。最後はスタイルズクラッシュで激闘を制した。
試合後は「今日防衛したんで、私はやりたいことがある」とおもむろに切り出し「深紅のベルトに挑戦したい」と団体最高峰ワールド王座取りを口にした。この後のメインでは、ワールド王者のSareeeがボジラを退け初防衛に成功。試合後は先のシングルリーグ戦「ドリーム・スターGP」でSareeeと15分ドローだった高橋奈七永が挑戦を表明し、V2戦での激突が決定的になっている。
だが、同じリーグ戦でSareeeと時間切れドローだった青野は「私にその資格があるんじゃないかと思っている。ダブルタイトルマッチでもいい。もっともっと上にいきたいから狙っていこうと思ってる」。最高峰王座戦線が活気づいてきた。