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【ドラフト】西武2位の渡部聖弥 高校時代に同部屋だった宗山塁への思い「ライバルのように」

東スポWEB 2024年10月25日 6時5分

ライバルとともに――。2024年のプロ野球ドラフト会議が24日に東京都内で行われ、渡部聖弥外野手(22=大商大)は、西武から2位指名を受けた。

この日は、目玉でもある宗山塁内野手(22=明大)、金丸夢斗投手(21=関西大)らが、複数球団の競合。外れ1位での指名も期待されたが、1巡目では最後まで名前は呼ばれなかった。2位での指名となり「すごくうれしいです。ホッとしました」と笑顔を見せつつ「(1巡目で)呼ばれるかなって期待も少しあったんですけど、現状の評価がそういうことなので。プロに入って自分の実績を積んで、レベルを上げていきたいです」と冷静に受け止めた。

渡部は177センチ、88キロと恵まれた体格を誇り、2023、24年の大学日本代表に選出されて4番も務めた。ぶっちぎりのリーグ最下位に沈んだ西武を常勝軍団にするためにも「開幕から一軍、スタメンで活躍したいです。3拍子そろったトリプルスリーなどを狙える選手になりたいです」と目標を語った。

また、5球団競合の末、楽天が交渉権を獲得した宗山とは広島・広陵高時代のチームメート。寮では同部屋だったこともあり、東京と大阪、大学は離れていても気になる存在だった。

「本当に仲良くて。お互いひそかに結果を気にし合っていたというか。大学に入ってもそれは一緒ですし、どちらかが活躍していたら自分も頑張らないとなとか、悔しいなと思っていました」

大学1年の春からレギュラーを勝ち取り、ドラフトの目玉でもあった同級生と、プロの世界では同じパ・リーグに所属する〝敵〟となる。「お互い結果を見て、刺激し合いながら、ライバルのような感じでやっていければと思います」と言葉に力を込めた。

ライバルとともに、スタートラインに立った即戦力スラッガー。夢の舞台での活躍に期待がかかる。

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