国内開催の米ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」初日(24日、千葉・アコーディア習志野CC=パー70)、71で回った松山英樹(32=LEXUS)が、1オーバーの53位と出遅れた。
パリ五輪銅メダリストが、今季国内初参戦。日本のギャラリーへ好プレー披露を目指したが、思うようにはいかなかった。前半をイーブンパーで迎えた後半に3番パー3、4番パー4で連続バーディーを奪うも、5番パー3、8番パー4のボギーで流れをつかめなかった。松山は「怒りが沸いてこないくらい悪かった」と振り返るほどだ。
原因はさまざまだろうが、試合勘も一因にあるだろう。米ツアーは、今季から1月開幕に切り替えたことで、昨季から今大会への臨戦過程がガラッと変わった。今年は9月1日に最終日を迎えた「ツアー選手権」から、同26~29日に行われた米国選抜と世界選抜(欧州を除く)による団体対抗戦「プレジデンツカップ」経由の参戦。昨年は8月の「BMW選手権」の途中棄権から〝ぶっつけ〟で51位だった。
年またぎのシーズンだった2019~22年は、正規の日程の中で試合を消化して今大会を迎えており、19年の2位、21年の優勝と結果を出していた。本人は「試合勘はあまり変わらなかったけど、自分のショット、パットが思うようにいかなかった」との見解だが、尻上がりに調子を上げていきたいところだ。