イングランド・プレミアリーグで日本代表MF遠藤航(31)の所属するリバプールがスポーツメーカー大手「アディダス」社と契約すると、英紙「ガーディアン」など各メディアが報じた。
これまでリバプールはユニホームなどを提供するサプライヤーとして米大手「ナイキ」社と契約していたが、来季となる2025年夏からアディダス社に変更。各メディアによると、リバプールは5年契約で年間6000万ポンド(約117億6000万円)を超える金額を手にするという。
その一方、英メディア「TBR」は「リバプールはアディダス社との契約により、海外市場でクラブの魅力を高めてきたスーパースターとのつながりが終わることになるだろう」と報道。それがプロバスケットボールNBAでプレーする世界的なスター選手、レブロン・ジェームズ(39=レイカーズ)だ。
ジェームズはナイキ社と契約するアスリートでこれまでも、同社とのかかわりからリバプールの広報宣伝活動に協力してきた。しかも同氏はリバプールの株式11%を保持する投資会社とも密接な関係にある。
同メディアは「ナイキひいてはレブロンと直接の関係がなくなったため、リバプールはマーケティングの観点から、このつながりを活用できなくなる」とし「スポーツプロによれば、世界で3番目に市場価値の高いアスリートを失うことは、どのクラブにとって打撃となるだろう」と伝えていた。