NHK朝の情報番組「あさイチ」に25日、脚本、俳優など多彩な才能を発揮する宮藤官九郎がゲスト出演。仕事の紹介で、大反響を呼んだ1月期のTBS系ドラマ「不適切にもほどがある!」の1シーンが流れた。「あさイチ」では過去に2度、同ドラマの劇中シーンが放送されており、実にこれが3度目となった。
放送批評懇談会が優れた番組や関係者を顕彰する「ギャラクシー賞」で今年、3月度(「不適切――」)、6月度(「季節のない街」)、9月度(「新宿野戦病院」「終りに見た街」)と計4作品が選ばれた宮藤。「あさイチ」では、「不適切――」と「野戦病院」のシーンが放送された。
流れたのは、昭和から令和にタイムスリップした「ふてほど」の主人公・市郎(阿部サダヲ)が居酒屋で時代の変わりようを嘆き、一席ぶつシーンだった。このメッセージから脚本を膨らませたという。宮藤は「不適切に関して言うなら、2人の漫才も完全にそうじゃないですか?」と番組MCの博多華丸・大吉に投げかけ、笑いを誘った。
このドラマは「あさイチ」で、7月と3月にも取り上げられている。それぞれ、キャストの河合優実、吉田羊がゲスト出演した時のこと。民放も含めて、人物紹介の際に他局の映像を流すことはよくあるとはいえ、同じドラマが3度とは珍しいのでは…。