日本シリーズ(26日開幕)に臨むソフトバンクは25日、初戦が行われる横浜スタジアムで前日練習を行った。相手はセ・リーグ3位ながらCSを勝ち上がってきたDeNA。第1戦の先発はホークスが有原航平、ベイスターズがジャクソンに決まった。
4年ぶりの日本一を目指すソフトバンク。頂上決戦の栄えある初戦先発には、異論の余地なくエースが上がる。「全会一致」と言い切った小久保監督は、有原に寄せる全幅の信頼をこう明かした。「エースは監督がつくるもんとか、呼ぶもんじゃない。それは1年通しての働き。一番は、ファンも認めるのがエースであり、4番だと思う。今のホークスにとっては彼がそういうポジション」。結果はもちろん、試合での立ち居振る舞い、さらには〝世論〟がついてきて与えられる称号がエース。信頼を勝ち取った男が大一番のマウンドに上がるのは必然で、すべてを託される。
パ王者の意地をかけて戦う。「パ・リーグの代表として立つ舞台。そういう自覚を持ってやります」と語った小久保監督。どっしりと、エース・有原で初戦を取りきる。