格闘技イベント「ＲＩＺＩＮ ＬＡＮＤＭＡＲＫ１０」（１１月１７日、愛知・ポートメッセなごや）に出場する「ＪＡＰＡＮ ＴＯＰ ＴＥＡＭ（ＪＴＴ）」の５選手が２５日に練習を公開し、芦澤竜誠（２９）と対戦する昇侍（４１）がベテランの意地をのぞかせた。
同大会で柴田〝ＭＯＮＫＥＹ〟有哉と対戦するヒロヤを相手に１分間のマススパーを敢行。順調な調整をアピールしながらも、減量真っただ中とあって「毎日おなかがすいていて、食べることしか頭にありません」と真顔でつぶやいた。
それでも、ＪＴＴで充実したトレーニングが積めていると言い「みんな一丸となって、アメリカのトップコーチのビリーやエリーたちの指導のもとでやっているんで。想像以上にハードで今まで経験したことがないくらい、すごく厳しい練習をみんなでやっている」と拳を握った。
２００６年のプロデビューから経験を積んできたベテランに対し、芦澤は今回が総合格闘技（ＭＭＡ）３戦目だ。「前回（７月）の皇治戦を見た限りではまだまだ経験は…。期間も短いし、身についていないかなというのはありますね」と分析する。
「自分がどういう戦い方をするかで変わると思う。（芦澤は）スピードやセンスは抜群にあると思うので、それを見ながらどう組みにいくか、それとも打撃でいくのか見極めて戦いたいと思います」と警戒しつつも、「作戦をしっかりつくって、あらゆる展開に対応できるように練習を日々やっているので」と自信は揺るがない。
皇治からＭＭＡ初勝利を挙げ、勢いに乗る〝キック界のナマズ〟狩りは果たせるのか注目だ。