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SKE48 高田裕充社長が語った今後のロードマップ「日本ガイシホール、IGアリーナ、そして…」

東スポWEB 2024年10月26日 7時10分

アイドルグループ「SKE48」はここからどんなロードマップで進んでいくのか。運営会社「株式会社ゼスト」の高田裕充社長(50)のインタビュー最終回では17年目に突入したグループのこれからの目標について激白。夢の「バンテリンドームコンサート」にたどり着くまでの道筋とは――。

【高田裕充社長インタビュー(4)】

――SKE48ではメンバーの保安面についてもかなり気を使っている

高田社長(以下高田) 最新鋭の警備・通報サービスを導入しています。他にも何かあればすぐマネジャーと連絡をする仕組みだとかマネジャーをすぐに派遣することも徹底しています。とにかくメンバーたちの安心安全を守ってあげることがベースだと思うんです。セカンドキャリアも含めて、安心安全がないと(アイドル活動を)思いっきり頑張ることができません。何か不安があればそれを取り除く。そこはありとあらゆる方策を使ってやっています。

――芸能界やスポーツ界ではネット上での誹謗中傷が問題となっている

高田 彼女たちのメンタルケアというのは重要な課題です。SNSも含めて何かあればマネージャーが寄り添って対応するようにしています。

――ネット上で誹謗中傷があった場合は

高田 僕らはアーティストを守らないといけない。あまりにもひどいケースなら、法的措置も含めてKeyHolder(ゼストの親会社)の法務部と検討しながら対応していきます。

――SKE48は17年目に突入しましたがこれから目指すものとは

高田 今いるファンの方にはもっともっと好きになってもらえるような環境を作りながら、新規ファンを獲得したいですね。特に同性に応援していただける取り組みを強化したい。そして30代、40代のファミリー層でお子様も含めて家族で応援してもらえる、ライブを見に来ていただけるような形にしたいです。同性ファンやヤングファミリー層をしっかりと獲得していって、(グループの)規模を上げていきたいなと思います。メンバーは本当にがむしゃらに頑張っています。その熱量は必ず人の心に響くと思っています。同性の女の子たちにも「頑張れば夢はかなうんだ」「私も負けてられない」という刺激を感じてもらえると思っています。

――数字的な部分での目標は

高田 今まさに考えているところですね。(CDセールス)100万枚というのも目指してみてもいい数字なんじゃないかという話は出てますし、当然、バンテリンドームでのライブは目指していきたいと思っています。ただ、その手前にどの規模でどういう会場でやるのかというロードマップをちゃんと作らないといけない。今「バンテリンドームでコンサートをやるよ」と言っても、本当にできるのかなというところになってしまう。「まずはここでライブをやりましょう」「次はIGアリーナ(2025年7月に名古屋市内にオープン予定の国内最大級のアリーナ)でやりましょう」といったロードマップを作って、メンバーと共有していきたいなと思ってます。

――アリーナクラスでのライブは2022年9月に日本ガイシホールで行った14周年コンサート以来行っていない

高田 本当は今年、日本ガイシホールでのコンサートをやりたかったんです。あそこだと演出でもいろいろなことができる。ただ改修工事中で今年も来年も使えない。来年にかけてはいろいろと(ライブの)場所の問題が出てきています。

――定期的に日本ガイシホールクラスの会場でライブを行いたい

高田 まずは日本ガイシホールで2DAY、3DAYのライブをしっかりできて、IGアリーナでもできてというところに規模を上げていきたいですね。今、在籍メンバーが54人いて、13期生も入ってくる。熊崎晴香、末永桜花、荒井優希らのように個人でしっかりと一つのビジネスができるようなメンバーをどれだけ育てられるか。その分野で特別なものを持っているというメンバーを育てていきたいですね。

――そのためにどのようなことを行うのか

高田 メンバーがやりたいことを実現するための場所作りをしっかりやっていきたいです。「何をしたいのか?」「どんな自分になりたいのか?」といったことを聞いてあげる時間を増やしていく。一番大事なのはコミュニケーションです。各マネージャーが、その子がどんな人生を歩みたいのかを聞き、サポートしていきたい。そのためにも(SKE48を)安心して活動できる場所にしたいなと思っています。だから本気でやれる、だから熱くなれるというのが強みになると思うので、その土台をしっかりと固めたいですね。

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