フィギュアスケートの世界女王・坂本花織(シスメックス)が好スタートを切った。
25日(日本時間26日)に行われたグランプリ(GP)シリーズ第2戦スケートカナダ初日のショートプログラム(SP)では、今季GPシリーズ初戦となった坂本が74・97点で首位発進。「とにかくまだ未完成なので、今できることをやって課題を見つけたい」と語っていた中で、盤石の滑りを披露した。
赤を基調とした衣装を身にまとった坂本は、最終12番滑走で登場。冒頭のダブルアクセル(2回転半ジャンプ)をきっり着氷すると、3回転ルッツ、後半の3回転フリップ―3回転トーループも成功。「SPではしっかりジャンプを3つ決めて、情熱的にかっこよくできたら」との決意通り、大きなミスなくまとめた。
昨季GPファイナル3位の吉田陽菜(木下アカデミー)は、65・32点で4位、松生理乃(中京大)は52・31点で10位だった。フリーは26日(日本時間27日)に予定されている。