全日本大学女子駅伝(27日、弘進ゴムアスリートパーク発着)で初優勝を目指す拓大の主将・門脇奈穂(4年)は、最高の形で大黒柱にタスキをつなぐ覚悟だ。
前回大会は12位に沈むも、今大会に向けてはエース・不破聖衣来(4年)が復調。2年ぶりに最長区間の5区を走る。3区には準エースの新井沙希(3年)を投入し、攻めのオーダーを組んだ。26日に宮城・仙台市内で行われた開会式後、本紙の取材に応じた門脇は「チームのみんないい感じで調子上げてきて、全日本に合わせられていると思う。みんなが力をちゃんと発揮できれば目標である優勝も見えてくると思うし、確実に3位以内も狙えるかなと思う」と手応えを口にした。
五十嵐利治監督は「勝つのであれば4区まで耐え忍んで、5区で先頭に出てアンカーで逃げ切るしかパターンしかない」と予想。先頭との差をできるだけ縮めた状態で、5区の不破にタスキをつなぐことがカギになる。4年連続で4区を任された門脇は「今まで4区で納得できる走りができていない。今年は最後だし、今年こそはちゃんと順位を上げてチームに勢いをつけて聖衣来に(タスキを)渡したい。(先頭からは)1分以内を目指す」と意気込んだ。
最後には「目標は優勝」と力強く宣言。絶対女王・名城大の8連覇を阻止し、初の頂点取りなるか。