なでしこジャパンは26日、8強で敗退したパリ五輪後初の試合となる国際親善試合韓国戦(国立)に4―0で大勝した。
0―0の前半33分、MF長谷川唯(マンチェスター・シティー)の右CKに、DF北川ひかる(ヘッケン)がニアで頭で合わせて先制に成功。8年ぶりになでしこの指揮となった佐々木則夫監督代行は25日の会見で元日本代表DFの内田篤人コーチについて「セットプレーの〝マル秘攻撃〟を担当していただいた」と語っていたが、その一つがいきなり形となった。
すると同34分には、MF藤野あおば(マンチェスターC)、同37分にFW田中美南(ロイヤルズ)にゴールが生まれて一気にたたみかけた。さらに後半から出場した19歳のMF谷川萌々子(ローゼンゴード)が、同11分に追加点を決めて存在感を発揮した。
佐々木監督代行は久々の指揮に「ドキドキでした」と語った上で「短い時間の中で選手たちがトレーニングとミーティングを繰り返しながら、よくやってくれたと思います」とイレブンをたたえた。
2027年のW杯、28年の五輪での表彰台に向けては「日本の女性の特長、好守にアクションする、目配り気配り素晴らしい質で、技術がしっかりしてますから、海外でさまざまな経験をして集合してますから、みなさんに期待をしてもらえるチームには絶対3年後にはなりますので、新たな監督になると思いますが期待してください」と宣言した。