女子プロレス「スターダム」のFWC(葉月&コグマ)が、3年ぶり2度目のタッグリーグ優勝に向け白星発進を飾った。
「ゴッデス・オブ・スターダム」が26日の東京・新宿住友ホール大会で開幕。レッドゴッデスから出場する2人は初戦で極悪軍団「H.A.T.E.」のBMI2000(刀羅ナツコ&琉悪夏)と激突した。
入場するなり奇襲攻撃をくらった2人は敵軍の極悪殺法に苦戦。だが、スターダム随一のタッグ屋であるFWCが好連係を連発し圧倒した。
15分過ぎ、敵軍のパワーに押され気味になる場面もあったが、葉月が刀羅のスワントーンボムを、コグマが琉悪夏の冷凍庫爆弾(ダイビングボディープレス)を避けると丸め込みで切り返す。最後は試合権のある葉月が刀羅から、葉・月ストラルで3カウントを奪った。
試合後、2人は大の字になり動けなくなってしまった。マイクを持った葉月が寝転んだまま「タッグリーグ初戦、2点ゲットしたぞ!」と喜びを爆発させると、コグマも「FWCがナンバーワンのタッグなのは間違いないけど、BMI、重かった…」と疲労困ぱいの様子だった。
FWCは翌日の昼に行われる後楽園大会での公式戦で朱里&鹿島沙希と対戦した後、OZアカデミーの横浜武道館大会でOZアカデミー認定タッグ選手権次期挑戦者決定3WAYタッグマッチに出場する予定だ。
過酷なダブルヘッダーが待ち受けているが、開幕戦の勝利が追い風になりそうだ。コグマは「明日、ちゃんとOZのタッグへの挑戦権をもぎ取ってくるので。OZのベルトとスターダムのゴッデスのチャンピオンになって、タッグ2冠王になります。どうぞご期待ください!」と笑顔で語った。最後に葉月の掛け声で「優勝するのはFWC! ウィーアーFWC!」と観客と合唱し大会を締めた。
2021年大会を優勝したFWCが、再びタッグの頂点に立つ。