日本サッカー協会の宮本恒靖会長(47)が、なでしこジャパンが4―0で勝利した26日の国際親善試合・韓国戦(国立)の集客に言及した。
かねて集客に苦戦していた今回の日韓戦。この日の国立競技場は、空席が目立ち、観衆はわずか1万2420人だった。試合後、取材に応じた宮本会長は「もちろん、もっとたくさんの人に来てもらいたい。来てもらった人に『いい試合だし、来て良かった。また見に来たい』と思ってもらえるような試合を、選手たちにはいつも見せてもらいたい。今日は(なでしこジャパンの)彼女たちが持っているひたむきさや、女性ならではの柔らかい技術とかが見られたと思う」とコメントした。
22日のイベントに出席した時に宮本会長はは「集客はうまくはいっていない。できるだけたくさんの人に見てもらいたい。天気も、ちょっと良くなさそうで…」と明かしていた。売れ行きについて、5万人の半分にあたる2万5000人程度かとの問いに「いやあ厳しいなあ…」との見解も示していた。
パリ五輪は8強敗退に終わり、人気アップの起爆剤となるビッグイベントは、2027年のW杯、28年の五輪まで待つ必要がある。しばらくは厳しい状況が続きそうだ。