新日本プロレス26日の川崎大会の「スーパージュニアタッグリーグ(SJTL)」Bブロック公式戦で、石森太二(41)、ロビー・エックス(29)組がザ・DKC、ニンジャ・マックを下し初勝利を飾った。
今シリーズ開幕戦となった24日群馬大会でギクシャクとした空気が漂っていたDKCとニンジャは、この日も先発を巡って足並みが合わない。そんな敵チームのスキを、石森とエックスは見逃さなかった。
試合終盤に同士討ちを誘発すると、孤立したDKCに狙いを定めて怒とうの猛攻。石森がジャンピングニーからサイファーウタキをさく裂させると、最後はコーナー最上段からエックスがX EXPRESS(変型セントーン)をさく裂させ3カウントを奪った。
20日(日本時間21日)の英国・ロンドン大会でバレットクラブ入りしたエックスとの新タッグだが、すでに完成度は高い。石森は「最初から言ってるだろ。今日は俺とロビー・エックスのタッグ、日本初お披露目会。そういうことだ。ちなみに明日はよ! なんかブラ下げてるヤツらいるよな。お前らにはな、ベルトが似合わねえってことを、俺らが証明してやるよ」と、27日後楽園大会で対戦する現IWGPジュニアタッグ王者のKUSHIDA、ケビン・ナイト組を挑発した。
「俺らがタッグを組んだのは優勝すること、その目的だけじゃないからな。楽しみにしておけよ。ということで! 神の恵み、そう…グレイスだ」と勝ち誇った石森。リーグ戦の台風の目となるのか――。