明石家さんまが26日深夜放送のMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」に出演。敗血症による多臓器不全のため亡くなったタレントのピーコさん(享年79)を追悼した。
リスナーから思い出を聞かれたさんまは「思い出ばっかりでね。僕がのど自慢みたいなやつのお笑い版で審査員でレギュラーで出て、そこにはおすぎとピーコさんがいらっしゃって」と回想した。
新人だったさんまは、席の一番端に座っていたが「おすぎさんがずっと私の手を握ってはったんですよ…。俺は何にもわからへんから『芸能界ってこういうものなのか…』って」と苦笑い。
さらには、いつもおすぎのヒザの上に座ってメークされていたといい「その時も『あ、こういう人らと共演すると、こうせなあかんのか…』と思ってずっと過ごしたんです、半年間。違う番組に行って初めて分かったんです、違うって。ずっと、おすぎさんに僕、手を握られて審査してたんですよ」と懐かしげに語った。
さらに「それはおすぎさんですけど、ピーコさんが七福神のサイフを『さんまちゃん、オーストラリア行くんでしょ? これ持って行きなさい』って言うてくれて。めでたい物やからカバンに入れといて、それで『これは何だ?』って税関の人に聞かれて、「七福神… セブンゴッズ!(SEVEN・GODS)」って言うたら「NO! ワン・ゴッド!!」って言われた。マジで」と秘話を明かした。
続けて「そやから、お2人には若いころお世話になって、いろんなことを教えていただきましたよ」と振り返り「ピーコさんのご冥福をお祈りします」と故人をしのんでいた。