〝大巨人〟こと石川修司（４９）が、全日本プロレスの３冠ヘビー級王者・青柳優馬（２８）からの逆指名に返答した。
１１月４日の札幌大会でデイビーボーイ・スミスＪｒ．とのＶ３戦に臨む優馬からは「防衛することができたら、石川修司を逆指名したいところではあります」と突然、今後の挑戦者候補として名前を挙げられた。
石川は今年１月、福田剛紀社長への不信感を理由に退団。その後は王道マットと距離を置いていたが、今月２２日の後楽園大会では盟友・諏訪魔のデビュー２０周年記念試合にサプライズ参戦を果たした。かねて「石川修司を全日本に戻したい」と口にしていた優馬はこれで〝脈あり〟と感じ、強行指名も辞さない覚悟を示している。
２６日に取材に応じた石川は「こうして名前を出してもらえるのはありがたいと思いますよ」と３冠王者に感謝の気持ちを示しつつも、「軽い気持ちで全日本を辞めたわけじゃないんで。おいそれと、ホイホイ出るわけにはいかないですね」と返答。事実上、３冠戦への出撃を完全否定した。
むしろ今は、方舟マットでのタイトル戦に気持ちが向いている。１１月２４日のノア「ＬＩＭＩＴ ＢＲＥＡＫ」東京・新木場１ｓｔＲＩＮＧ大会では、潮崎豪が持つ世界ヘビー級王座への挑戦が決まっている。
石川は「潮崎選手とのタイトルマッチがあって、今はそっちに集中しているので」ときっぱり。諏訪魔に続き、優馬からのラブコールも拒否した大巨人の意志は固そうだ。