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【全日本大学女子駅伝】名城大2区は一般入試組の上野寧々 米田監督「入部は何度も遠回しにお断りをしたが…」

東スポWEB 2024年10月27日 6時10分

全日本大学女子駅伝(27日、弘進ゴムアスリートパーク発着)で8連覇が懸かる名城大には、一般入試からはい上がった〝いぶし銀〟がいる。

絶対女王は主将・谷本七星(4年)らを筆頭に、推薦入試で入学した有力選手がほとんどだが、今大会の2区にエントリーされた上野寧々(3年)は一般入試組。高校時代に目立った実績がなかったことから、上野の入部について米田勝朗監督は「基本的に各高校に誘いに行ってチームに入ってくるが、この子に関しては自分から『入れてください』と。何度も何度も遠回しにお断りをしたのですが(笑い)」と明かす。

それでも、愛知出身の上野は名城大のユニホームに憧れて強豪の門をたたいた。当初、米田監督は「4年目にようやく他の選手と同じ練習ができるようになればいいよと。それぐらいの粘り強さを持ってやっていかないと、すぐにみんなと一緒のレベルでやるのは到底無理だから」と声をかけたというが、駅伝シーズンを前に右肩上がりで成長。今大会に向けてはメンバー候補が1人故障するも、上野がその穴を埋める活躍ぶりで猛アピールし、メンバー入りを勝ち取った。

そんな上野に対し、米田監督は「他のチームメートにとってはうかうかしていられないというか、頑張ればできると。やっぱり強くなるために努力した結果は必ず報われることをみんな感じていると思う」と相乗効果を指摘した上で「明日は相当緊張すると思うが、楽しんで走ってもらえれば」と熱烈エール。杜の都で今までの成果を発揮する。

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