なでしこジャパンが２６日、韓国との国際親善試合（国立）に４―０で勝利。今月からチームに帯同した男子元日本代表ＤＦの内田篤人コーチ（３６）の効果は絶大だったようだ。
前半３３分、ＭＦ長谷川唯（２７＝マンチェスター・シティー）の右ＣＫに、ＤＦ北川ひかる（２７＝ヘッケン）がニアで頭で合わせて先制ゴール。前日会見で佐々木則夫監督代行が、事前合宿で内田コーチがセットプレーを指導したことを明かしていた。
長谷川は「（先に）得点が入ったことですごく（気が）楽になった。チームとして特に攻撃の部分でいいシーンが多かった」と試合を振り返った上で「セットプレーでは内田さんに（攻撃の）アイデアを出してもらった。誰がどこをブロックするかとか、動き方の工夫という部分で指導してもらった。（内田コーチの存在は）なでしこにとって、すごくポジティブな要素が多かったと思う」と明かした。
北川も「（内田コーチから）セットプレーの指導もあったし、セットプレーの攻撃で点を取っていくのはこっちの戦略だった。しっかり点を取れて良かった」と笑顔。内田コーチと同じサイドバック（ＳＢ）が主戦場となるため「ＳＢの部分で自分自身が今まで悩んでいたところも、ウチさんが教えてくれる。自分にとってありがたいコーチだと思う」と感謝した。
内田コーチは〝今回限り〟の指導となる可能性もあるが、その教えはなでしこイレブンに糧となったのは間違いない。