女子プロレス「エボリューション(エボ女)」のChiChiが、業界盟主「スターダム」の〝ベルト強奪〟をブチ上げた。
23日の新木場大会にスターダム勢が初参戦し、ChiChiとZONESのエボ女ツートップは、HANAKO&さくらあやと対戦。だが、最後はChiChiがHANAKOに敗れる結果となった。しかも敵軍からは「スターダムがうらやましくて嫉妬してるだけちゃうんか?」(さくら)、「スターダムでも待ってます」(HANAKO)と挑発的なメッセージを残された。
取材に応じたChiChiは、いまだに怒りが収まっていない様子だった。「さくらあやが『嫉妬してるんだろ』ってエボ女の会場で言った時、お客さんがシーンとなった。それが答えだなって思うんですよ。お客さんでも、私が嫉妬してないことはわかっている」と反論する。
エボ女は昨年3月に旗揚げしたばかりで、現役の所属選手も4人しかいないのは事実。だが、一から団体を旗揚げし、団体とともに成長するというかけがえのない経験を積めていると感じている。「大手(団体)とかにもこびることなく突っかかることをやってきたし、これからもやっていく」。
もちろんHANAKOから呼びかけられたからには、ホームで負けたままで終われない。しかも敵地には因縁の相手もいる。昨年11月のスターダム若手主体興行「NEW BLOOD」(大阪)で、わずか5分43秒で敗れた現フューチャー王者の天咲光由だ。
ChiChiは「悔しい思いがずっとあった。あれからいろいろ経験してきて、乗り込む準備は整ったんじゃないかなって。天咲光由のフューチャーのベルトも視野に入れて乗り込んでいければ」とニヤリ。
11月9日のセンダイガールズ新潟大会では、空位のワールドジュニア王座をかけてYUNAとの対戦も決まっている。「ベルトとかもガンガン狙っていく。小さい団体ながら、絶対に女子プロレスのテッペンを取ると思って活動しているので。大手からベルトをブン取って、時代をエボリューションにしてやる!」。〝戦うバービー人形〟が業界盟主をかき回す。