お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光(59)が27日放送のTBS系「サンデージャポン」で、9月3日に79歳で亡くなったことが明らかになったタレントのピーコ(本名・杉浦克昭)さんについて語った。
爆笑問題とピーコさんは、テレビやラジオを通して長年深い交流があった。太田は「〝元祖双子おネエタレント〟。元祖といっても、この人達しかいないから」と素直に話し「簡単な言い方になるけど優しい。この人ほど優しい人はあんまりめったにいないな」とその人柄を語った。
続けて「おすぎとピーコ」の2人が生前、ゲイであることを公表していたことを踏まえ「ピーコさんもおすぎさんもそうなんだけど、好きになる人がいわゆる同性を好きにならない人を好きになる。だから、好きになった時から報われないことが決定してるんです。だからどうするかっつうと、ピーコさんなんかはもう甘えまくるからね。僕らに対してもそうだったし、周りの人に対しても、とにかく見返りを求めない」と振り返った。
また、太田は「よく覚えてるのは、帰り際『二度と!』って言って別れるんですよ。『またね』とか言わない。『私たちなんてろくな死に方しないんだから』ってよく言うよね。自分の生きざまっていうのは、常に意識して…」とエピソードを明かした。その上で「俺は毎年、おすぎがピーコをやって、ピーコがおすぎをやったらばかウケするからって言ってたの。それをやれなかったのが唯一の心残り」と冗談交じりに語った。最後に爆笑問題の田中裕二は「ゆっくり休んでください」と偲んだ。