サウジアラビア・サッカー連盟は27日、解任されたロベルト・マンチーニ監督の後任としてエルベ・ルナール氏が就任すると発表した。
同氏は、2019年7月から2023年3月までサウジアラビア代表を率いており、1年7か月ぶりの復帰となった。22年カタールW杯1次リーグ初戦で優勝したアルゼンチンを撃破するなど手腕を発揮し、トレードマークの白シャツ姿やイケオジぶりも話題となった。
23年3月以降は、母国フランスの女子代表を指揮し、パリ五輪限りで退任。同氏はサウジ連盟がSNSに公開した動画を通じて「サウジアラビアとのつながり、ファン、選手、そしてすべての思い出は決して忘れられない。サウジアラビアとの物語は終わらなかった」とコメントした。
前指揮官のロベルト・マンチーニ氏は、2026年北中米W杯アジア最終予選では日本代表と同じC組となるも4試合を終えて1勝2分け1敗と低迷。10日の日本戦に0―2で敗れ、15日のバーレーン戦をスコアレスドローとし、勝利を逃すと、解任ムードが高まっていた。報道では、ルナール氏のほか、ジネディーヌ・ジダン氏、元ブラジル代表監督のチッチ氏の名前が報じられていた。