〝極悪女王〟ダンプ松本(63)が、スターダムの極悪軍団「H.A.T.E.(ヘイト)」でリーダーを務める刀羅ナツコ(33)を自身の後継者に指名した。
27日の東京・後楽園ホール大会でダンプとZAPの「極悪同盟」が、ヘイトの刀羅、渡辺桃、琉悪夏と合体。「コズミック・エンジェルズ(CA)」の中野たむ&なつぽい&安納サオリ&さくらあや&玖麗さやかと10人タッグマッチで対戦した。
5日の名古屋大会以来4度目のスターダム参戦となったダンプは、この日も意気揚々と竹刀を振り回しながら登場。コールを受ける中野に奇襲を仕掛けると、そのまま場外乱闘で大暴れだ。
リングに戻り玖麗を捕まえると、さっそく一斗缶で脳天をズバリ。その後も容赦なく竹刀でめった打ちにした。
7分過ぎ、刀羅の毒霧がZAPに誤爆するアクシデントに見舞われたが、すかさずダンプが玖麗に毒霧を噴射し一気に流れを引き寄せた。最後は玖麗をラリアートでなぎ倒し、トドメのボディープレスで3カウントを奪った。
試合後にマイクを持ったダンプは「スターダムはめちゃめちゃ楽しい。いじめがいがある」と不敵な笑みを浮かべ「それにしてもさ、コイツがやられてるのになんで他のヤツらはリングの下にいるんだよ。味方がやられそうだったら助けるだろ?」とCAの連係力のなさを指摘した。
さらにスターダムの岡田太郎社長を呼びつけると「コイツらリングの下で休憩してたけど、どう思う? 『ギャラいらないんじゃないの?』って思っちゃうからさ…」と問題視しつつ「コイツらが立ち上がって私に向かってくるまで試合で当てろ!」とCAとの再戦を望んだ。
最後には昨年8月のスターダム初参戦時からタッグを組み、かわいがっている後輩の刀羅を見つめるや「俺はナツコを応援してるんだよ。ナツコを昔の俺みたいにしたい」と後継者に任命。その上で「ナツコが有名人になるまで、知名度が上がるまで俺はちゃんと応援する」と約束し笑いかけた。
刀羅もうれしそうな表情を浮かべ「お前ら、ダンプさんが言ってたのを聞いたか? 私は必ずプロレス界だけじゃなくて日本中、いや、世界中で有名になってやるよ! お前らそれまで震えて眠れ!」と絶叫した。