フランス1部パリ・サンジェルマンの韓国代表MF李康仁(イ・ガンイン=23)が人種差別されたと、フランスメディア「ONZE MONDIAL」が報じた。
同メディアによると、27日(日本時間28日)のアウェー・マルセイユ戦に向け、一般に公開されたトレーニングで、イレブンとファンがハイタッチしているとき、李が「chinois」という言葉を使われ、「中国人」呼ばわりされていたという。SNS上にアップされたその様子を収めた動画に、音声が確認されるとのことだ。韓国人にもかかわらず、中国人を意味する言葉をかけるのは差別にあたるわけだ。
これら状況を受け、韓国メディア「Xportsニュース」は「重要な試合を控え、PSGは公開練習を行ったが、あるファンが愚かなことを犯した。アジア人に中国人と呼ぶのは人種差別行為だ」と指摘。その上で「スペイン語で中国人を意味する『chinois』は東洋人を卑下する人種差別的な用語だ。どの国出身なのかよく区別できない西洋人たちは、東洋人の大部分が中国人であるため、東洋人をそう呼んでいる」と説明した。
また「スターニュース」もフランスメディアの報道をもとにこの事実を伝えた。