全日本大学女子駅伝(27日、弘進ゴムアスリートパーク発着)の5区を走った拓大の不破聖衣来(4年)が悔しさをにじませた。
2年ぶりの5区となったこの日は東北福祉大や名城大に抜かれるも、終盤にギアを入れ替えて名城大を抜き返した。30分21秒で区間7位のタイムに「1区からいい流れでタスキをみんながつないでくれたが、拓大ののエースとしての役割を果たすことができなくて、結果的に順位も流れも止めてしまうような形になってしまった」と顔をしかめた。
下級生の頃から大学4年時での日本一達成を目標に掲げてきた。優勝は逃したが、最後の最後で意地を見せた。「本当に申し訳ない思いがずっとあった。最後は1人でもいいから抜き返そうと思った。1つでも前で最後終わりたかった」と振り返った上で「結果としては年々走りが思うようにいかないことが多くなり、優勝で終わることはできなかったが、この拓大のメンバーで4年間優勝を目指せたのは、自分の陸上人生の中ですごい宝物。本当にいい経験ができた」と感謝を口にした。
チームも7位に終わったものの、年末には富士山女子駅伝を控える。リベンジに向けて「富士山が本当の意味で大学ラスト駅伝なので、そこで今回の悔しさを今度こそ果たしたい」と力を込めた。