ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)がIBF&WBO同級1位サム・グッドマン(オーストラリア)と防衛戦(12月24日に東京・有明アリーナ)を行うことが正式決定したことを受けて、プロの間での予想も活発化している。
元WBA世界ライトフライ級スーパー王者・京口紘人(ワタナベ)は自身のユーチューブチャンネルで「グッドマンはスピードがあって、まとまった選手」としながらも「予想としたら、グッドマンが勝つアレ(可能性)はない。もう、ゼロに近い。それこそドヘニーとやった時の方が怖さはあった。(ドヘニー戦は)一発効かされてという展開はゼロじゃないなと。グッドマン戦に関しては99・9対0・1ぐらいの差はあるんじゃないかな」と予測した。
元WBOアジアパシフィック・フェザー級王者・阿部麗也(KG大和)も「ボクサートリオch」の中で「井上チャンプとやって何がしてくれるんじゃないかと思わせるのは、パンチがあるドヘニーとか。一発持ってる選手がその可能性を感じさせるけど、どちらかと言うとグッドマンはディフェンシブなボクサー。じゃあテクニック勝負で井上に勝るかと言うと、そこも期待できない。パンチも井上チャンプより絶対ない」と指摘した。
プロの目には、モンスター勝利は前戦TJ・ドヘニー(アイルランド)以上に〝鉄板〟と映っているようだ。