元衆院議員の金子恵美氏が２７日、選挙特番「Ｌｉｖｅ選挙サンデー超速報ＳＰ」（フジテレビ系）に生出演した。
同番組では午後９時前、自民党の選挙対策委員長の小泉進次郎氏にインタビューを実施。進次郎氏は自民党本部から中継で参加した。
自公で過半数割れの見通しとなったことについて、自民党執行部の受け止めについて問われると、進次郎氏は「厳しい有権者の皆さんの審判が下るという見立てが強い中で、どのような結果であっても、選対委員長の私がその責任を取るのが役割だと思っています」と答えた。
派閥の裏金事件で自民が衆院選で非公認とした候補が代表を務める党支部には、政党交付金２０００万円が支給されていたことが明らかになっている。「非公認の方であっても、離党とは違って、引き続き支部長なんだと。支部の活動なんだということが、理解を得るのは難しかった」と振り返った。
金子恵美氏は「今回地元が応援していて、県連が公認申請を出しているにもかかわらず、公示直前に、一方的に党本部が非公認と言うのは、あまりに独裁的ではなかったかと思うんですけど、いかがですか？」と質問。
小泉氏は「今回、仮に我々執行部の判断の中で、地方の皆さんからすると『理解ができない』といったことがあるとしたら、それも含めて、執行部の責任として受け止めなければならない」などと回答。
すかさず金子氏は「違うんですよ、進次郎さん！ あのね、やっぱり不記載の額でまだ決めていたらわかるんですよ。ルールを守る自民党だったら、ルールが今回なかったんですよ。わかります？」とたたみかけた。
これに進次郎氏は「公認、非公認の判断をする上では、石破総裁が会見で発表された中では、３つの基準を発表しています」などと話し「ただ、金子さんがおっしゃるように『これは違うのでは』という声があったのは、我々は受け止めなければいけないものだと思っています」と述べた。