パ・リーグ覇者のソフトバンクは27日、DeNAとの日本シリーズ第2戦(横浜スタジアム)に6―3で逃げ切った。初回、4番・山川の2ランで幸先よく先制。3回にも牧原大の2点打などで3点を加えると、4回には山川の適時打で大量6点のリードを奪った。
先発のモイネロは5回に打球を左腰付近に受けるまでほぼ完璧な内容。痛みに耐えて続投を志願した左腕は連打を浴びて2点を失ったが、傷口を広げることはなかった。結局、モイネロは7回途中3失点の力投。「いい投球ができた。先発としてマウンドに上がって、チームの勝ちにつながる最低限の仕事はできた」。先発の役割を果たし、チームの日本シリーズ14連勝に貢献した。
試合後、小久保監督は「ベイスターズのリリーフ陣の前に5回以降1人のランナーも出ない中、最後は(8回を)ヘルナンデス、(9回を)オスナが(ともに三者凡退で)しっかり抑えてくれた。最後は非常に締まった試合になった」と総括。鷹が地元福岡での日本一へ価値ある連勝を飾った。