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二階元幹事長の三男・伸康氏が和歌山2区で落選確実「ひとえに私の責任であります」

東スポWEB 2024年10月27日 22時10分

27日に投開票が行われた衆議院選挙和歌山2区は、二階俊博元幹事長の三男で、自民党公認の二階伸康氏が落選確実となった。当選確実になったのは裏金問題で離党した、無所属の世耕弘成氏。伸康氏は比例復活待ちとなる。

この日、和歌山市内の伸康氏の選挙事務所には支援者や選挙スタッフが集まったが、世耕氏の当選確実の一報が流れると、会場は重苦しい空気に包まれた。

伸康氏は「私のような新人候補をお支えいただきました同士の皆さま、自民党関係者のみなさま、心から熱くお礼、感謝の気持ちをお伝えしたいと思います」と深く頭を下げた。

続けて「この選挙結果に関しましては、ひとえに私の責任であります。和歌山の発展を思うみなさまのご期待にお応えできなかったことは、本当に申し訳なく残念に思います。私の力のなさを改めてお詫び申し上げたい」と謝罪した。

和歌山2区は、10増10減の区割り変更に伴い、旧和歌山2区の一部と旧3区が統合。広大な範囲をカバーする必要があったが、「私の思いや訴えが隅々まで届かなかった部分を感じています」と反省。

今後については「関係者にご相談をさせていただきたい」とし、選挙結果について「どのような有権者の方のお声があったのか、しっかりと私なりに受け止めさせていただきたい」とした。

会見後には、会場に集まった自民党関係者や支援者、選挙スタッフ一人ひとりと固く握手。その額には玉の汗が光り、涙を浮かべる支援者に声をかけた際には、言葉が震える場面もあった。

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