日本シリーズ第２戦（２７日＝横浜）はソフトバンクがＤｅＮＡに６―３で勝利し、対戦成績を２勝０敗とした。
「４番・一塁」で先発出場したソフトバンク・山川穂高内野手（３２）はシリーズ初アーチとなる決勝２ランを含む、３安打３打点の活躍で勝利に貢献した。
山川は初回、二死一塁で打席に立つと相手先発・大貫に２球で追い込まれたが、４球目のカーブを捉えた。「越えたかなと思った」という打球は左翼席最前列へ。「追い込まれていても長打を狙える状況」の中で見事に仕留めてみせた。
ＣＳファイナルステージからこれで４本塁打。小久保監督に「ゾーンに入ったような目をしている」と言わしめる集中力で猛打をふるっている。鷹の主砲は「そんな大層なものじゃないです」と謙遜したが、「頭の中が整理できている、ひとつのことにフォーカスできている状態だと思います」と好調の要因を明かした。
初めての出場となる日本シリーズ。ここまで２試合を終えたが、山川は「（ＤｅＮＡ）の応援がすごい。パリーグの応援もすごいですけど、日本シリーズだとより一段と声量があるので、その中でプレーできてすごく楽しかった」とその雰囲気をプラスに感じ取っていた。
「短期決戦では個人の成績はあまり頭に入れない」と話した鷹の４番。「チームが勝ちに近づく喜びがあります」と貪欲に勝利を目指す姿勢で、残り試合も貢献する。