立憲民主党(野田佳彦代表)は27日、即日開票された第50回衆院選で公示前の98議席から150議席以上が見込まれる躍進となった。
開票センターとなった東京・永田町の党本部には多くの報道陣が詰めかけた。投票締め切りと同時に流れたテレビの速報で「立憲、大幅な議席増が確実」のニュースが伝えられると党関係者から歓声が上がった。
その後、野田氏は開票センターに姿を見せるとNHKを始め民法各テレビ局やラジオの選挙速報番組に出演して衆院選を振り返った。
立憲が躍進した背景には、自民党の派閥パーティー収入不記載の裏金事件や党本部が選挙期間中、非公認とした候補者が代表を務める政党支部に2000万円の活動費を支給した問題を受けた〝敵失〟が追い風になったことが挙げられている。
野田氏はTBSの番組で、自民党過半数割れが確実となった選挙結果に対し、落ち着いた表情で「裏金問題に(有権者からの)厳しい批判があった。政治改革のため、どの党がよいかという観点で立憲に支持が集まった」と分析した。