ソフトバンクはDeNAとの日本シリーズ第2戦(27日=横浜)に6―3で逃げ切り、敵地で連勝を飾った。先発したリバン・モイネロ投手(28)が7回途中3失点の粘投を見せた。
初回から3回までは相手打線を無安打に抑えるテンポのよい投球を披露。5回に森敬の打球が左腰に直撃するアクシデントがあったが「ベルトに当たったのであまり痛みはなかった。ベルトが守ってくれた」と影響がなかったことをアピールし、その後もマウンドに立った。
後続に連打を許し2点を失い、なおも一死一、三塁で牧を迎えたが、内野ゴロを打たせ併殺で切り抜けた。左腕は「集中して投げたし、(併殺で)だいぶ助かった。チームにとっても大事なプレーだったんじゃないかと思います」と試合のポイントを振り返った。
モイネロは6回2/3を投げ8安打3失点。「日本シリーズのプレッシャーがある中で、自分でも1回から7回までしっかり投げられたと思うのでそこは満足している」と充実した表情を浮かべた。
6回はモイネロから攻撃が始まる打順の巡り合わせ。打球を受けた直後だったこともあり、交代も予想されたが、小久保監督は「今年1年、あれだけのイニングを投げてきた、(有原との)うちの2本柱。(シーズンでは)カード頭のピッチャーなので、そりゃあなかなか5回6回では普通にいけば代えないですね」と改めて信頼を口にした。
有原、モイネロが試合を作り敵地で連勝を決めたホークス。残り2勝を福岡での3連戦でつかみ取りたいところだ。