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松山英樹の国内出場〝消滅〟の可能性 米ツアーとZOZOは契約満了…新スポンサーは現れるのか

東スポWEB 2024年10月28日 5時1分

来年以降の行方は…。国内開催の米男子ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」最終日(27日、千葉・アコーディア習志野CC=パー70)、68で回った松山英樹(32=LEXUS)は通算4アンダーの46位。パリ五輪銅メダル後の凱旋出場で結果を残せず「(声援は)すごくうれしかった。ただ、プレーで応えることができなかったのは、すごく悔しい」と厳しい表情だった。

来年こそ2021年大会以来の優勝でリベンジといきたいところだが、今年で大会と米ツアーの6年契約が満了。今季の「ZOZO――」が組み込まれている米ツアーの来季秋季シリーズ日程は未発表とはいえ、今季限りとなる可能性もあるだけに、25年は松山のプレーが日本で見られなくなるかもしれないのだ。

もちろん国内スポット参戦という選択肢もある。ただ、米ツアーのトップ選手にとって、秋はオフの時期。例年11月に開催されるホスト大会「ダンロップフェニックス」は、必ずしも毎年出場しているわけではない。また、秋開催の国内メジャー「日本オープン」は、主催する日本ゴルフ協会(JGA)の〝ラブコール〟にもかかわらず、優勝した2016年を最後に出場から遠ざかっている。

一方で、新たなスポンサーを迎えて「ZOZO――」に代わる大会を国内で行うこともあり得るが、1大会で数十億円規模の費用がかかる。米ゴルフ事情に詳しいツアー関係者は「米ツアー側は、継続して日本で大会をやりたい意向を持っている」と語るものの、来秋へ向けて大金を捻出する企業が出てくるかどうかは未知数と言わざるを得ない。

4日間の戦いを終えた松山は、節目となった今大会について「米ツアーをやっていただいて、(21年に)1勝できたし、すごく良い思い出になった」とした上で、国内での米ツアー開催継続を希望するかと問われ「そりゃそうですね」と答えた。日本のエースの願いはかなうのか。

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