比例代表東北ブロックで当選を果たした自民党の森下千里氏(43)が28日、拠点とする宮城県石巻市で辻立ちを行い、有権者に感謝を伝えた。
2000年代にレースクイーン、グラビアアイドルとして活躍した森下氏は、前回2021年の衆院選、旧宮城5区で自民党から立候補し落選。移住した石巻に残り地道に活動を続け、苦節3年で見事国会議員の座を掴んだ。
悲願成就となったが、自民大苦戦の結果を踏まえ、喜びの声は控えめ。朝8時から石巻市の街頭に立つと、行き交う有権者に「おはようございます。ありがとうございます」と何度も頭を下げた。
選挙結果を受け止め「本当に厳しい状況だと思います。まずは気を引き締めてしっかり頑張っていくしかないのかなと思います」と厳しい表情だ。しかし、21年の衆院選で落選翌日に行った辻立ちを回顧すると「その時は悔しい思いでしたが、今回は全く違う思いです」と控えめながらも喜びを口にした。
今後については「地域密着で頑張っていこうと思っています」と意気込み。「まだ(議員としての)自分らしさなど考えられる状況ではないので、実直に。今まで以上に頑張らないといけない」と強い覚悟を口にした。