元大阪府知事の橋下徹氏が28日、自身の「X」(旧ツイッター)を更新し、衆院選で議席を減らした日本維新の会・馬場伸幸代表に「代表辞任しないの?」と疑問を投げかけた。
今回の衆院選では野党が軒並み議席を増やす中、維新は選挙前の44議席から6議席減らし、38議席にとどまった。
橋下氏はXに「馬場さん、代表辞任しないの?」と呼びかけ、さらに「これ、僕が松井一郎さんに『永田町大好きの馬場さんなら、自公過半数割れという党の目標を実現したと言って、代表をやり続けるかもしれない』と言ったら、松井さんは『さすがにそれはないやろ。意図して自公過半数割れにしたのではなく維新が大負けしてたまたまそうなっただけなんやから』と笑っていた」と続けた。
しかし馬場氏は代表辞任を明言していない。橋下氏は「馬場さんは本気で代表をやり続けようとしている? 誰か馬場さんに維新の規約を解説してあげて。維新の代表は大型選挙の後までが任期となっているが、もちろん責任をとって任期前に辞任することは当然のこと。もし代表を継続するというなら信任投票にかけるというだけのもの。どの党でも、また民間企業でも任期前に責任をとっての辞任というのはトップの身の引き方として当然のこと」と斬り捨てた。
馬場氏が辞任しない理由については「The・自民党の馬場さんは、キャスチングボードを握る国政維新の代表をやりたくてしょうがないんだろう。自民党の幹部や他党の幹部と飲み食いしながら、自分も国政決定に関与していく政治を。それでは維新はジ・エンド」と古巣の状況を指摘。そのうえで「国政維新は馬場執行部の体質を抜本的に変えるべきだ。飲み食い重視の国対政治をきっぱりと止めて、ペットボトル片手にオープンな政策論議に徹する政党に生まれ変わるべきだ」と訴えた。