日本維新の会共同代表の吉村洋文大阪府知事が28日、囲み会見で、衆院選を振り返った。
維新は、44議席から6議席減らす結果となった。吉村氏は「他の野党は躍進する中で『日本維新の会』として大阪以外では、野党の中で独り負けの選挙結果。そういう意味で厳しいものだと思います。与党が議員割れするような選挙で議席を減らしている」と冷静に分析した。
さらに「これから永田町で政局が生まれるんだと思いますけど、この状況下でも維新に投票してくれた期待や信頼を裏切ってはならない。今の段階で自民党と連携するとか立憲民主党と連携するとかないです」と語った。
対して大阪では全勝した。「積極的に支持されたと見るべきではなく、自公政権における裏金の問題が大きいという中で自民党の政治よりはマトモな政治を維新の会はやってると実績も含めて判断していただいたのではないか。大阪は全勝することができましたけど、われわれも問題多いですから…」と神妙な表情を浮かべた。
吉村氏の日本維新の会共同代表任期は、今年の11月20日までだ。
「今回の選挙結果を見ても『(日本維新の会の)代表選挙』をするのが筋だと思います。いろんな意見(執行部を一新すべきだなど)が出てくると思います。最終的にどうするか、馬場代表と一緒に考えていくことになるんだろう」とした。