大相撲九州場所(11月10日初日、福岡国際センター)の新番付が発表された28日、新大関大の里(24=二所ノ関)が福岡市内の部屋宿舎で会見した。
大の里は「(大関昇進の)伝達式を終えて時間がたちましたけど、こうやって番付に名前が載るということで本当に大関になったんだなと実感がわきました。大関として臨む初めての場所で、しっかり準備して頑張りたい。より一層、引き締めないとだめだなという気持ち」と心境を語った。
9月の秋場所で2度目の優勝を果たし、大関へ昇進。秋巡業では全国各地で大歓迎を受けたが、体調不良(ウイルス感染症)で途中離脱を余儀なくされた。調整の遅れも心配される中、新大関は「もう回復しているんで、また明日から九州場所に向けて頑張りたい。徐々に体は動かしている」と問題がないことを強調した。
今後は番付の頂点、横綱の地位を目指す戦いに挑む大の里は「誰でもなれる番付ではないし、そう簡単に手に入るものではない。しっかりと大関として経験を積んで、いろいろなことを勉強した上で見えてくるものがあると思う。しっかりと初日に向けて頑張りたい」と気持ちを引き締めた。