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不振の中国代表イバンコビッチ監督が続投方針で〝解任運動〟勃発「更迭を要求した」

東スポWEB 2024年10月28日 18時50分

サッカー中国代表のブランコ・イバンコビッチ監督に対して〝解任運動〟がぼっ発した。

中国は北中米W杯アジア最終予選で、日本と同じ組に。初戦で森保ジャパンに0―7と歴史的惨敗を喫すると、サウジアラビア、オーストラリアにも敗れて開幕3連敗となった。4戦目のインドネシア戦でようやく初白星を手にしたが、依然としてC組最下位で苦戦が続いている。

イバンコビッチ監督は「日本、サウジアラビア、オーストラリアはアジアのトップチームだ。勝ち点を獲得するためには本当に難しい試合だった。インドネシア戦からが本当の戦いの始まりだ」と強弁。中国サッカー協会も続投の方針を堅持している。

だが、イバンコビッチ監督への不信感は中国国内で高まっている。

中国メディア「捜狐」は「中国サッカーの発展はますます満足できないものになっている。ファンは成績不振でイバンコビッチ監督の更迭を要求した。しかし、中国サッカー協会は依然としてイバンコビッチ監督に希望を持っているようだ。協会は監督を更迭する計画がない」と報道。協会の続投方針に対して、ファンやサポーターから〝解任運動〟がぼっ発したことを伝えた。

アジアカップ後に就任したイバンコビッチ監督は、オマーン、イラン、クロアチアなど代表チームの指揮を歴任。中国でもクラブチームの指揮経験があり、欧州とアジアを知る名将だけに、協会としては拙速に解任してこれ以上の人材を招へいすることは困難と考えているようだ。

ただ、W杯出場権へ向けてプレーオフに進める4位以内を確保したいだけに〝決断〟が遅くなればあとの祭りになりかねない。解任論が高まる中で、協会は難しい判断を迫られそうだ。

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