阪神・藤川球児監督が虎の悩める「2001年生まれトリオ」の再生に腕をぶした。
甲子園球場で行われた28日の全体練習で、新指揮官はブルペンに足を運び、今季のドラ2右腕・椎葉剛投手らの投球を視察。「椎葉、西純(矢)、及川(雅貴)…。及川は少し特殊なタイプではあるんですが、椎葉や西純は体の動かし方や、惰性で力が出せる反復練習が必要」との見解を示し、11月1日からスタートする秋季キャンプ(高知・安芸)で大胆なメスを入れる考えを示した。
西純と及川は19年ドラフト会議の1位と3位として高卒入団。椎葉とは同学年だが、3選手とも今季の成績は低調…。若きドラフト上位投手たちが本来の姿を取り戻してくれれば、藤川虎のピッチングスタッフは一層を厚みを増すことになる。
「基礎トレーニングとピッチングが連動していない。今は米国からトレーニングに関するデータが入ってくるが、それをやればうまくなれると思っている選手もいる。特に若い高校生上がりの選手はね。実際にはそうではなく、感性という部分が消えてしまっていて、行き詰まってしまっている」と彼らの抱える問題点を指摘した藤川監督。投手出身監督としての強みを発揮できるか注目したい。