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【阪神】〝和田チルドレン〟に停滞感の虎活性化の期待 和田コーディネーターは成長とアピールを促す

東スポWEB 2024年10月29日 6時5分

〝和田チルドレン〟の突き上げでチームの活性化なるか――。阪神・藤川球児新監督(44)が率いる新チームは、秋季練習真っただ中。選手の面々は28日も甲子園で汗を流した。また、二軍監督から配置転換となった和田豊一・二軍打撃巡回コーディネーター(62)も中野拓夢内野手(28)の打撃改造に取り組むなど、精力的だ。

そんな同コーディネーターは、二軍監督時代に指導した高卒2年目組の躍動に期待している。プロスペクト・井坪陽生外野手(19)は、27日の「みやざきフェニックス・リーグ」ロッテ戦(都城)で、4打数2安打2打点と大暴れ。今季は一軍昇格こそ果たせなかったものの二軍戦で2割7分5厘、28打点、15盗塁をマークし、持ち前の勝負強さを発揮した。一方、戸井零士内野手(19)も走攻守で高いポテンシャルを秘め、遊撃だけでなく一塁、三塁の守備も務め、内野のユーティリティープレーヤーとして非凡な才能を発揮しつつある。

和田コーディネーターは「秋季キャンプのメンバーはまだ発表されてないけど、藤川監督も見たいと思うしね」と明かし、高卒2年目組が高知・安芸で行われる秋季キャンプに参加することが濃厚となった。さらに、同キャンプには、中野、佐藤輝ら今季の一軍メンバーも一部参加する見込み。「井坪と戸井は外野と内野だけど、お互いライバル意識をもって切磋琢磨してやってきている。こういう機会(秋季キャンプ)で一軍クラスの選手もいるし。全部吸収しながら、生かしていけばいいんじゃないかな」と、若虎にさらなる成長とアピールを促した。

今季は昨季の日本一メンバーでスタメンがほぼ固定され、競争意識が希薄化。チームが伸び悩み、リーグ優勝、日本一を逃す一因となった可能性も否めない。それだけに収穫の秋を経て、若き〝和田チルドレン〟が頭角を現せば、チームも勢いづきそうだ。

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