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【西武】西口体制初の秋季キャンプ 一部の新任コーチ〝合流時期未定〟でナインに広がる期待と不安

東スポWEB 2024年10月29日 6時5分

西武は28日、今月30日から11月18日までの日程で行われる秋季キャンプ(宮崎・南郷、埼玉・所沢)の振り分けを発表した。

野手陣の底上げに主眼が置かれる南郷キャンプには武内、上田ら8人の若手投手のほかに渡部、村田、山村、蛭間、西川、長谷川、岸ら指定強化選手に加え今季、打率2割2分7厘と不本意な成績に終わった10年目・外崎が参加。レギュラー定着を目指す野手20人の底上げが行われる。

注目は鳥越裕介ヘッドコーチ(53)、仁志敏久野手チーフ兼打撃コーチ(53)、立花義家打撃コーチ(65)、大引啓次内野守備・走塁コーチ(40)ら外部から招聘した新コーチ陣が、この秋季キャンプからチームに合流することだ。

しかし、鳥越ヘッドは日本シリーズで野球解説者を務める仕事が残っており、立花コーチも現所属の韓国・サムスンが韓国シリーズを戦っているため、それぞれの合流時期は未定となっている。

28日までの2週間、所沢の球団施設で行われていた秋季練習では、野手系の新コーチ陣が未合流。新たな命令系統の一端にも触れられず不透明のまま、野手陣はそれぞれの課題をこれまで通りに黙々とこなしてきた。

新コーチ陣の方針、方向性がどうなるのか全く分からない中、西武ナインは「(鳥越ヘッド、仁志野手チーフには)会ったことがないですね。どんな人かも、どこのチームにいた人かも分からないです」(西川)と期待と不安を募らせている。

26日放送のCSフジテレビONE「プロ野球ニュース」に出演した仁志コーチは「西口監督と鳥越ヘッドコーチと私は3人、同じ時期に(西武、ロッテ、DeNAで)二軍監督をやっていましたので、それぞれ球場では話をしていました。大引コーチもそうですけど、今までライオンズとは縁がなかった人が多く入っています」としながら「今季の悪いところ、成績が低いところはどんどん改善しないといけないので、みんなで意見を出し合って、担当の枠を超えて意見をし合えればと思っています」とコメントしている。

果たして歴史的低迷からの再建、そのメインテーマとなる攻撃陣の底上げはどうなるのか。現時点で全く予測はついていない。

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