ドジャース・大谷翔平投手(30)はニューヨークで28日(日本時間29日)に行われるヤンキースとのワールドシリーズ第3戦に「1番・DH」でスタメンに名を連ねた。
大谷は26日(同27日)に本拠地ドジャー・スタジアムで行われた第2戦の7回に二盗を試みた際に左肩を痛め「亜脱臼」と発表され、第3戦以降の出場が危ぶまれていた。精密検査を受け、チームとは別の飛行機でニューヨーク入り。27日(同28日)に合流したが、全体練習には姿を現さず室内でティー打撃などで状態を確認したと見られる。
27日の練習前の記者会見でロバーツ監督は「検査結果は手元にないが、トレーニングスタッフによると、翔平は今朝は調子が良く、可動域も筋力も良好」と明かし「彼は自分の体をよく分かっているし、彼がいけると感じれば、止める理由はない」と起用する方針を示していた。
ただ、敵地ヤンキー・スタジアムでの第3戦の試合開始時の気温は、温暖なロサンゼルスに比べて10度以上も低い予報。米メディアから故障を悪化させるのでは、と不安視する質問も出たが、指揮官は「われわれが彼はプレーできると判断したということは、その可能性はないと考えたということだ」と一蹴した。
相手先発の右腕シュミットとは通算3打数1安打2打点。エンゼルス時代の昨年4月18日に右中間席へ打球速度116・7マイル(約188キロ)のロケット弾を放っている。WS初アーチに期待だ。