ヤンキースの主砲のアーロン・ジャッジ外野手(32)への風当たりが激しくなる一方だ。ドジャースとのワールドシリーズ第3戦(ヤンキースタジアム)はジャッジの奮起が絶対条件とされたが、この日も3打数無安打1三振。スタンドからシーズン中のような強打を信じて「MVPコール」が起きたが、ファンの思いは届かず、2―4と敗れた。
3連敗で一気に崖っぷちに追いやられ〝元凶〟のジャッジに対し、元ヤンキースのホセ・カンセコ氏はXで「ジャッジはベンチに下がる必要がある」と斬り捨てた。WS3戦で12打数1安打、7三振。ポストシーズン12試合で44打数6安打、打率1割4分、20三振と〝別人〟となったような主砲が、チーム全体に悪影響を及ぼすとみている。
米メディア「スポーツキーダ」は「カンセコはジャッジを休ませる必要があると考えている。WSで残念な成績を残し、第3戦も明らかなボール球を空振り三振した。前の試合も満塁を生かすことができず、チームメートを失望させたと言っていた。7つの三振はいいニュースではない」と伝え、さらに「NJコム」は「みじめなプレーオフが彼のヤンキースの功績に傷をつける。このまま終われば最大のスターが最大の敗因となる。このジャッジとア・リーグでトップになったジャッジ一致させるのは難しい」と厳しい論調で報じている。
NYを歓喜させた英雄が、最後にファンを失望させて終わるのか…。