ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)がIBF&WBO同級1位サム・グッドマン(オーストラリア)との防衛戦(12月24日、東京・有明アリーナ)を控えるなか、あの〝問題児〟が再びモンスターにかみついた。
フィリピンメディア「デーリー・トリビューン」は「カシメロが井上を挑発」と題する記事を掲載。「ジョンリル・カシメロは、パウンド・フォー・パウンド王者〝モンスター〟井上尚弥に飽き足らないようだ。カシメロは来年の対決に日本のスターを誘い込もうと、井上に対し『自分のような相手と戦ったことはない』と挑発した。フィリピンの3階級制覇王者(カシメロ)は、自身のソーシャルメディア・アカウントで『井上尚弥、お前はタフな相手に会ったことがない」と語った」と報じた。
カシメロは13日に横浜で行われたサウル・サンチェス(米国)とのスーパーバンタム級10回戦で1ラウンドTKO勝ち。しかし、前日計量で2度の体重超過を犯す大失態で日本ボクシングコミッション(JBC)から処分を受け、日本国内で試合をすることを1年間禁じられた。
同記事では「JBCから体重問題で1年間の出場停止処分を受けているカシメロだが、スーパーバンタム級で井上と全力を尽くして対戦し、どちらが最強なのかという問題に決着をつけたいと今でも期待している」とカシメロの懲りない様子を伝えている。