パ・リーグ覇者のソフトバンクは29日、DeNAとの日本シリーズ第3戦(みずほペイペイ)に1―4で敗れ、日本シリーズの連勝が14で止まった。通算成績は2勝1敗。3連勝で一気に王手をかけることはできなかった。
左太もも裏の肉離れから強行復帰した相手エース・東の気迫に屈した。打線は7回までに2桁10安打を記録するも攻略ならず。初回に5番・DHでスタメン復帰した近藤が二死一、三塁から適時二塁打で同点に追いついたが、それ以降はホームが遠かった。
相手は6安打だったが、ホークス投手陣が与えた8四球を得点につなげられた。試合後、王貞治球団会長(84)は「(こちらは相手を上回る10安打だったが)向こうはその分、四球がなかった。こっちは四球を出したからね。ヒット数と四球数は同じようなもんだからね」と冷静に勝負のポイントを振り返っていた。