指揮官からの「宿題」に選手たちは――。巨人は29日からジャイアンツ球場で秋季練習を開始。CSファイナルステージで無念の敗退となった阿部慎之助監督(45)は、ミーティングで「自分に何が足りなかったとか、どうしなきゃいけなかった。これからどうするんだっていうのを自問自答してくれ」と改めて訓示した。飛躍の年となった浅野翔吾外野手(19)はどんな答えを出したのか。胸中を直撃した。
――今日は秋季練習初日。どんな気持ちで臨んだ
浅野 去年ケガしていたんで、ケガをしていないっていうのが一番で、来年はバットを強く振ろうっていう。ちょっと小さいバッティングはしたくないなと。しっかりバットを振って、自信を持って来年にいけるようにしたいなと思います。
――阿部監督は「自問自答してほしい」と。どう自問自答したか
浅野 (来季)3年目になって、今は何とか結果を出したいがために(スイング)が小さくなってる部分もある。自分の持ち味はそこじゃないと思うんで「しっかり振って遠くに飛ばす」「長打力」っていうのが自分の持ち味だと思うので。いずれ(岡本)和真さんもメジャーに行くと思いますし、いつまでも小さいバッティングをしているようじゃ自分もダメだと思ってるんで。しっかりチームを引っ張っていけるような打者になれるように、準備したいなと思います。
――「小さくなってしまう」というのは、技術だけでなくメンタルでも
浅野 メンタルというか、これからやっぱり結果を出したいがために、バットをボールに当てにいくようなスイングをしてたんで。「それはダメだな」って感じですね。
――理想の打撃フォームは
浅野 本当に和真さんみたいな打席で威圧感があって、かつピッチャーが投げづらいような打ち方や構え方をやっていきたいなと思います。