【公式リポーターまつかよが見たMリーガー】
インタビューをしていて感じる麻雀プロとアマの違い。それは自分の思考をしっかり言語化できるか。Mリーガーの中でもトップクラスなのがEX風林火山の勝又健志選手でしょう。
17日の勝利選手インタビューもそうでした。東2局で不要だった字牌の北があるのに2索↓4索というカン3索を払っていった理由を聞いたのですが、まさに立て板に水。「攻めるなら2つのケースを想定していた」「だとしても攻めと攻めの両天秤をかけるほど手の価値はなかった」「リーチで手詰まらないように字牌を持って安全度を確保しつつ、より価値のある攻めの方だけ勝負しようと、やや守備的に打った」。視聴者の皆さんにはかなり分かりやすい説明だったのではないでしょうか。
もちろん私にとっても同様でしたし、想像以上。だからインタビュー後、思わず「さすがですね」と声をかけてしまったんですが…勝又選手は「いやいや、ちょうどこの前、麻雀教室で生徒さんに同じような説明をしたんだよ~」とおどけながら謙遜されました。それはまるで舌をペロッと出す子供の表情。実は勝又選手って、こういう部分があるんです。麻雀では冷静沈着なのに、普段は無邪気でキュート。スタジオの廊下で私の肩を叩いてきて逆側に隠れるというイタズラをしてきたこともあるんですよ。
先日も、チームの調子が上がらないときに帰り道が松ヶ瀬選手と3人になったとき「まつかよ~、なんか面白い話してよ~」なんて振ってきた挙げ句、結局自分が一番面白い話をしだしたり…とにかく軍師の素顔はおちゃめです!